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大学進学のメリットについて

大学を辞めて、企業もしくはフリーランスを目指す若者が増えています。

というわけで、自分が考える大学進学&卒業のメリットをあげてみました。

 

 

日本はまだまだ学歴社会である

日本はまだまだ学歴が幅をきかせています。

単に「大卒」の中でも、「学歴」「偏差値」によってグループわけされ、

レッテルを貼られます。

このレッテルというのがとても大事で、自分も学生のころは個性重視だし、人間中身で勝負だ、と思ってたのですが、社会に出てから気づきました。

社会人は、「肩書き」で相手を判断します。

これは悲しいけど、経験則のうえに成り立っています。

なぜか?

ということを僕は考えました。

結論、「時間がないから」に落ち着きました。

学生時代と違い、社会人になると一日に多くの人と出会います。

好きになる相手もいれば、好きになれない相手もいます。

正直、仲良くなる、相手を知る「時間」なんて悠長なことはないんです。

そこで、相手を手っ取り早く理解できるのが、

「肩書き」

なんですね。

 

どこの大学を卒業したとか

どんな役職についてるとか

 

そんなハッタリがきくようになるんですね。

もちろん、時間をかけて付き合えば、中身をわかってくれる人もいます。

ただし、社会で厳しいのは、

 

いくら中身がよくても、肩書きで判断されて

チャンスも与えられない

 

ということです。

あなたが清廉潔白の人間で、性格がよく、真面目でも、肩書きがなければ相手にされません。

履歴書や名刺、書類の段階で拒否されるでしょう。

もちろんそれが正しいとは言いません。

しかしそれが事実で、その事実とどう向き合うかが重要なのです。

「社会が間違ってる」と気取ってみても仕方ありません。

社会をうまくだしぬくくらい、賢く生きましょう。

なので、安易に「大卒」の肩書きを捨ててしまうのは、考えものだな、と思います。

 

自分と同年代の人間で集まることができる

一度社会に出れば、自分と同年代の人間といっしょになることが少なくなります。

同僚はいますが、年齢や背景、経験など、さまざまなものが違います。

大学では、入試でだいぶふるわれているので、同質な人の集まりになります。

すると、

・それまで積み上げてきた勉強の量

・人生の生き方

・思考

などが似てる人の集まりになるわけです。

大学で生涯の友人を作りやすいと言われるのは、この辺が理由かもしれません。

大学を辞める、というのはこれらの人間関係を手放すこと。

それ自体は別にかまわないのですが。

問題は、「その同質な人間関係の中から、抜きん出ることができるか」だと思います。

同じ大学にかよっている、ということは

・努力の量

・持って生まれた頭の良さ

・環境

が近い、ということを意味します。

その中で、同年代のライバルを押しのけて、リーダーになったり、他人をマネジメントしたりすることができるでしょうか。

独立するのは、それができてからでいいのではないでしょうか。

ボクシングに例えると、大学までは階級が分けられていますが、社会になると無差別級になります。

一気にライバルが、経験も実力もつんだベテランになります。

その歴戦の強者を相手に、戦い、かつ勝ち続けられるのか?

挑戦する前に、まず目の前のライバルを倒して、自信をつけてからでもいいのではないかと思います。

もちろん、失敗なんて何度してもいいので、ライバルに先んじて無差別級に挑戦するというのも有りだとは思いますが。

 

 

挑戦することのコストが少ない

企業、サークル立ち上げ、何かの団体の代表、バイトという形で仕事をしてみる、アマチュアとして音楽活動をする…。

などなど、大学生の時には「大学生」という肩書きでもって、いろいろな挑戦ができます。

たとえば個人で大道芸をやってると、自分を信用してもらうところから始めなければなりませんが、「◎◎大学の、大道芸サークルです」といえば、信頼が積み重なってればオッケーだったりします。

「学生」とつくだけで、たしょう世間の目も暖かくなり、信用もあり、失敗しても許され、挑戦することのコスト、失敗した時の痛手も少なくなります。

これが社会人になると一気に

 

で、それがいくら儲かんの?

 

に変わるわけです。

学生であれば、「しゃーねー、チャンス与えてやっか」だった大人たちが、一気に手のひらをかえて、「あんたと仕事をすることで、うちに何かメリットあんの?」となります。

まあメリットなんてないですよね。

メリットだせるくらい何かができるなら、プロになってるわけですから。

というわけで、「学生」という肩書きがあれば、挑戦に対するコストがものすごーっく、下がるわけです。チート級ですね。

 

専門的な知識を得ることができる

自分は社会人になってからもひーこら勉強してます。

社会人1年目のころは、「人から教わらないと勉強できない」とか思ってたんですけど、だいぶ経ってから気づきました。

 

一番の勉強方法は、独学です。

 

こりゃあもう、疑う余地なしです。

自分で試行錯誤を繰り返し、間違えたり、関連文献を読みあさったり、寄り道回り道しながら身につけた技術や知識は、簡単に自分を裏切りません。

文字通り、血肉になった、というやつです。

ただしこれは1つ問題がありました。

もう、とにかく、

 

 

効率が悪い。

 

 

正解が分からないから、もがく。

回り道をするから、時間がかかる。

全体を俯瞰できないから、くじける。

独学で何かを身に付ける、というのは兎角たいへんなのです。

そこで次におすすめなのが、「師匠をみつける」ことです。

師匠を見つけ、コーチしてもらう。

これがデメリットが少ない、とっても優秀な方法です。

ただし、高価です

なぜなら、その道の専門家は、それがお金になることを知っているから。

自分が半生をかけて身につけた知識、経験をやすやすと教えてくれはしません。

いるとしたら、教えるのが好きな、酔狂な人だけ。

そんな人いません……。

 

と思ったのですが、いましたね。

 

それが大学の教授です。

中には教育が好きじゃない人もいます。

ただ、「仕事」として「教育」が含まれるため、彼ら彼女らはあなたの質問を拒否することができません。

基本は独学。

分からない時、全体像が掴めないとき、教授に質問する。

これだけで、学習のスピードは一気にアップします。

これが最速でしょう。

 

問題があるとしたら、学習の「モチベーション」を自分のどこから見つけるか、ということですね。

これだけは課題ですね。

いくら師がよくても、やる気がなければしょうがないので。

 

 

(理系の場合)実験、研究する設備がある

自分は生物系が専門でした。

生物系で研究をするにはお金がかかります。

 

たとえば、顕微鏡というものがあります。

微生物を見たりするやつですね。

あれってどのくらいするか知ってますか?

 

一台、300万~500万。

 

わあやったね、300万あれば、微生物の研究ができる、などと思ってはいけません。

微生物の研究で大事なのだ、「細胞の単離」。

自分が必要な細胞だけを増やす操作です。

そのために「クリーンベンチ」と呼ばれる無菌の場所が必要。

調べたところ、一台15万。

それだけで?

いや、まだまだ……。

 

という具合に、実験をするには途方もない設備投資が必要です。

個人でそろえるには限りがあるでしょう。というか、現実的には無理です。

理系の実験をしたいなら、大学に行くことは必須でしょう。

 

 

論理的思考力がみにつく

みんな大好き論理的思考力です。

それって何なのよ、ということですが。

自分もいろいろ考えましたが、結論として、

 

万人が納得する考え方

 

となりました。

 

たとえば、豆腐とプリン、どちらが硬いか、という問題に対して。

 

指でおせばプニっとなって、凹んだような気がするから、プリンの方が柔らかい。

 

これはあまり、論理的ではありません(すいません、ちょっと論理的です)。

 

ツッコミどころがあって、

・指で押す強さは人によって異なるので、再現性がない

・「凹んだような気がする」のは主観であり、観測できない

ということです。

 

一言いえば、

 

「そんなの人によるじゃん」

 

になってしまいます。

 

ここに論理的思考力というか、数字をいれると、

 

硬さを測る装置で計測したところ、プリンの方が豆腐よりも○○%少ない数字を示した。

 

と示せばいいわけです。

すると誰がはかっても数字は同じ、結果は大人がみても子供がみてもかわりありません。

 

論理的思考力、というのはこのように

「誰が聞いても、納得できる考え方」

です。

 

これは意外と難しいです。

いくら客観的に生きてるつもりでも、

・人の好き嫌い

・誰がいったか

 →その人が権威ある人か

などを基準に、発言の正誤を考えてしまいます。

 

これは仕方のないことです。

なので、意識して鍛えないと、鍛えられない能力なのです。

もちろん社会に出てからだって鍛えることはできますが、そもそも基礎がなければ、「誰を師事すればよいか」が判断できないのではないでしょうか。

 

 

というわけで、大学進学に関するメリットをあげてみました。

 

次に、大学を辞める人の主張を考えてみます。

大学を辞める人

・大学で学費を払ってまでやりたいことがない

やりたいことがないのは致命的ですね。

やりたいことがないのに、「親や教師に言われたから」という理由で大学受験をして、果てはそこそこいい大学に進学できる人って、すごい才能の持ち主だと思います。

やりたいことに目覚め、その分野に集中したら、すごい成果がでるでしょう。

 

それで、そのやりたいことって、何でしょう。

 

人って、いきなり何もストレスのない空間に放り出されて、やる気って、出てこないと思うんですよね。

僕も大学生の夏休みの頃、一ヶ月くらい人にも会わず(だからストレスはなく)、バイトもせず、ただひたすら自室にこもってた時期がありました。

やりたいことなんて、ありませんでした。

あるとすれば、「食欲」ぐらいですね。

腹減ったから飯食おうみたいな。

人って、いろいろな刺激を受けて、反応する生き物だと思ってます。

もし何も刺激がなくて、自発的にやる気が生まれるなら、それは一種の才能で、大事にしてください。

もし僕がその何もない期間、取り付かれるように音楽などに熱中していたら、特技になっていたかもしれません。

やりたいことをみつけるために、いろいろな刺激を受ける。

チャレンジをしてみる。

あがいたり、もがくことで自分の中に生まれるのだと思います。

今あるものを手放しても、自分の中には何もありませんよ。

 

僕も、学生時代より、社会人になってからのほうが、やりたいことが増えました。

 

 

・学費が高く、借金を背負う可能性があるのに、それに見合ったメリットがない

これはぐうの音も出ないですね。

「大学は学問を学ぶ場所で、ビジネスの場ではない」

と誰かが言っていました。

これはたぶん日本社会の問題(大きく出た)だと思います。

学歴があり、知識があるのに、貧困になる。

それじゃあ誰も勉強しなくなりますよね。

仕方のないことだと思います。

通うことでメリットはありますが、それじゃあそのメリットがあまりあるくらいお金を稼いでくれるか、というと、それは保証してくれません。

自分も、奨学金をもらいながら大学院まで行きましたが、派遣で働きました。

今もボーナスがでない中小企業で働いてます。

 

自己破産を申請できる借金の額って

借金を背負うほどの価値があるか?

具体的な額でいえば、

月に5万借りて、一年で60万。

これを4年間で、240万。

 

返済額は、月に3万。

一年で36万。

これを6年間。

この借金って、新車をローンで買えちゃう額ですよね。

 

難しいですね。

たしかに金銭的な余裕がないと、大学のメリット、あまりないかもしれません。

というか、奨学金に押しつぶされるかも。

気をつけましょう。

 

まとめ

というわけでまとめです。

大学進学は

・ライバルがいる

・専門知識

・実験設備

などのメリットがあります。

一方で、

・身につけたものがビジネスに直結しない

というデメリットもあります。

両方をしっかりと考えた上で、妥協点をさぐるのがいいかもしれませんね。